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気ままにオージーLIFE

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2016年 05月 11日

ネパールへの道 プロローグ

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数年前までは自分がネパールに行くなんて思ってもみませんでした。
ネパールってかつての私にとってはとても遠い国。
ヒマラヤ山脈については「ハードル高過ぎ。何日もかけて登るなんてありえない。あんな所に行けるのは登山家くらいじゃない??」なんてふうに思ってました。
ネパールの国自体もアジア最貧国ってことで、治安が悪かったり汚かったりしてそうだし、魅力は全くと言っていいほど感じていませんでした。
そんな考えがガラッと変わったのは1年半ほど前に息子が学校関係のツアーでネパールに1ヶ月ほど行ったことでした。
そのツアーはアンナプルナベースキャンプまでの12日間のトレッキングと、
現地の小学校のメンテナンスなどのボランティア活動をするというものでした。
未知の国だけどヒマラヤトレッキングなんて専門家と一緒じゃないとなかなかできないだろうし、何よりも世間勉強にになって良いと思い、本人が熱く希望してたこともあり承諾に至りました。
約1ヶ月という長期の旅行だったので費用もかなりの金額だったのですが、なかなかのサバイバルツアーでテントに寝ることが多かったようです。
アンナプルナトレッキングもテントで寝起きして、トイレは穴を掘って用を足すみたいな。
それでもアンナプルナトレッキングは素晴らしかったらしく、写真を見てもトレッキング中の子供達の生き生きした表情はいつもゲームばかりしてる普段の表情とは違っていました。
色々なサバイバル方を習ってきたようだし、ネパールから帰ってきた息子は一回り大きくなってたような気がして嬉しかったです。
そんな息子から聞くネパールの話は私が想像していたネパールとは違っていました。
「ネパールの人達はみんなすっごく良い人達だ。」
そんな言葉を息子から聞くなんて思ってもみませんでした。
世間知らずの息子は人をジャッジできるような器じゃないからです。
息子が人の事を良い人とか悪い人とか言うのを聞いたことがなかった。
そんな息子の言葉を知らず知らずに自分で確かめたくなってきたのかもしれません。
息子が帰国してからはネパールにすごく興味を持っていました。

それでも旅行会社に置いてあるようなネパールツアーのパンフレットなどを見ると、かなりの高額だったりして、やっぱり無理かな。。。。なんて思っていました。
しばらくの間はネパールに行ってみたいと思っていても、ただ漠然としたものでした。
ところがある日何を思ってか、徹底的に個人で行った場合の時期や日程からコスティング、アンナプルナトレッキングのコースなど事細かく調べてみたら、意外と安く行けるという事が分かって行く気満々。
何かモヤモヤしていたものがパッと晴れた気持ちになったのです。
そんなウキウキ気分で眠りについた翌日でした。
ネパール大地震が起きたのは。
昨日行ったばかりだったのに(妄想でですが)ほんとに驚きました。
それからは被害状況など気にして見ていましたが、もともとインフラ整備が整っていない国に追い打ちをかけて酷い状態になってたようでした。
そんな時に「ネパール行くぞ」宣言。
ダンナには「頭おかしい、絶対行かない」宣言をされましたが、経由の香港で美味しいもの食べれるとか何とか言いくるめて、説得に時間はかかりましたが、何とか決行できることになったのです。
ま、その時点で10ヶ月後の話って感じでしたけど。

ネパールなんて友達は絶対一緒に行ってくれないだろうからと、せっかくに機会だからと今回は次女も参加。
ダンナと次女と3人旅で準備開始になったのです。

日程はイースターの連休に合わせての10日間だったので、トレッキングはプーンヒルまでの3泊4日コース。
それでも4日間山を登ったり下ったりと歩き続けなければいけない。
今の私にそんな体力があるのか?と自答自問。
答えは「そんな体力ない」
持久力というものが欠けているので、息切れが酷い。
坂道なんて登り続けると過呼吸になって頭が痛くなる、そして高山病になるに違いない。
そんなんじゃダメだ。
と、持久力をつけるため大の苦手なそして大嫌いな長距離走を始めることにしたのです。
最初は2kmでも恥ずかしいくらいに息が切れて死にそうになってました。
しばらくすると膝が痛くなりました。
膝の上の筋肉が付いてくると痛みがなくなると教えてもらって、膝が痛くても足を引きずって走り続けました。
膝の痛みがなくなるまで3、4ヶ月近くかかりました。
それでも少しずつ距離が伸びて、不思議な事に大嫌いだったランニングが好きになってきたのです。
御年年女のアラフィフですが、そんな私がこの年になって大嫌いだったことを克服してステップアップ出来たことに我ながら誇りを感じました。
ネパールまでに20kmという目標には未だに辿り着けていませんが、
アンナプルナトレッキング中もそんなトレーニングのお陰で余裕さえもありました。
持久力は付いていたようです。
ま、結果言っちゃいますと最後の最後の日に、腿とふくらはぎのひどい筋肉痛でカッチコチのロボットみたいになっちゃったんですけどね。
トレッキング最終日で良かった〜。(しかしそれが3日も続いて大変だった。)
持久力をつける事に専念しすぎて筋トレやってなかったので。
スクワット、大切です。



というオチの長〜いプロローグ、読んで下さった方ありがとうございました。
我ながら熱い、そして長い。。。。
次回からは通常通りほとんど写真のブログに戻ります。
宜しくお願い致しますm(_ _)m





by bemnty | 2016-05-11 01:33 | Nepal | Comments(2)
Commented by momokka at 2016-06-18 12:48
ネパール後ろから見せて頂いてたので、凄いな。bemntyさん!なんでネパールなったん?なんて思ってたら、こちらで判明(笑)
都会連れしていない人の好さが、おじいちゃんとお孫さんのセット写真を最初に見て分かりました。

私も走ると膝痛いねん。でも続けたら治るんだ。スクワットを先にしなくてもいいんだ~。大体膝が弱いから山歩き大っ嫌いな私ですが、山歩きしないまでも、せめてランニング続けられるように頑張るね。
パワーもらっちゃった。ありがとうございます♪
Commented by bemnty at 2016-06-19 00:36
momokkaさん、こんにちは。
ネパールなんて生きてるうちに行くとは数年前まで思っていませんでしたよ。
でも行く気になったら意外と簡単に行けました。
そしてほんとに行って良かったです。

momokkaさんもランニングされてるんですね〜
私は元々膝が痛くなる事って全くなかったので、強い方だと思います。
だから痛くても走っていられたのかも。
だから元々弱い方が、無理に痛いのに走るのはお勧め出来ません。
ほんと4ヶ月くらいどっちかの膝が常に痛かったですよ。
今は距離こそは伸びていませんが、走るのをしばらく止めてまた走り出したら、
また前みたいに膝が痛くなるのが怖いので、短い距離ですが継続して走ってます。

関西の70代のご夫婦が同じ時期に12日間コース、4500mまで達成されてて、
日本でも良く登られてるのですか?
って聞いたら、2年に一回六甲山に登るくらい。って言われてました。
ゆっくり登ったって仰ってたけど、パワーもらいますわ。


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